精選版 日本国語大辞典 「空法」の意味・読み・例文・類語
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「空間に関する法」を扱う新しい法律学の一分野。広義では宇宙空間についての法を含むが、狭義では大気空間における航空機の航空を中心とする法をさしている。狭義の普通の意味では、空法は、航空と航空に関連する諸関係を規律する規範の総体である。具体的には、航空機の運航と利用ならびにこれに伴って生ずる関係、航空機と空域に関する法規範のすべてをいう。内容的にみると空域の法的地位、領空主権、商業航空権、航空企業、航空機、航空機の運航、機長と乗組員、航空施設と航空安全業務、ハイジャックや航空妨害などの航空犯罪、航空運送、地上第三者損害、空中衝突、救援・救助、航空機の法的地位、航空機抵当などの諸問題を取り扱う。まだ若い学問分野であるが、発達が早く国際性が強い。
[池田文雄]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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