空前(読み)くうぜん

精選版 日本国語大辞典 「空前」の意味・読み・例文・類語

くう‐ぜん【空前】

〘名〙 それより以前にはそのような例がないこと。先例がないこと。
※当世文学の潮摸様(1890)〈北村透谷〉「雪中梅は空前(クウゼン)の大著述と賞(たた)へられ」

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デジタル大辞泉 「空前」の意味・読み・例文・類語

くう‐ぜん【空前】

今までに例を見ないこと。未曽有みぞう。「空前の大ヒット」「空前規模
[類語]未曽有前代未聞画期的歴史的エポックメーキング前人未到まれたま珍しい貴重珍重得難い貴い稀有高貴大切重要異色異彩珍貴珍稀千金耳寄り掛け替えのない希少希代破天荒空前絶後

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普及版 字通 「空前」の読み・字形・画数・意味

【空前】くうぜん

これまでにない。清・兪〔古書疑義挙例、四〕(助語に不字を用ふる例)古人、不字を用(もつ)て語詞と作(な)すり。~王氏引之、經傳釋詞を作りて、始めて一一之れを辨正す。眞に後の學なり。

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