穴師大兵主神社(読み)あなしおおひようずじんじや

日本歴史地名大系 「穴師大兵主神社」の解説

穴師大兵主神社
あなしおおひようずじんじや

穴師坐兵主神社の左側に末社として祀られるが、ここは本来当社の社地で、巻向山中にあった穴師坐兵主神社が移され、いつの頃からか主客転倒した。祭神は大兵主神。大兵主神については、八千戈命(大国主命)とする説(大神分身類社鈔並附尾)、素戔嗚命とする説(特選神名牒)などがあり、「大倭神社註進状」裏書には「社伝曰、下社天鈿女命也、神体者鈴之矛也、両社共神体為矛、故云兵主神、亦天鈿女命始作笛吹之、其神鎮座之地、仍云穴師」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android