穴子・海鰻(読み)あなご

精選版 日本国語大辞典 「穴子・海鰻」の意味・読み・例文・類語

あな‐ご【穴子・海鰻】

〘名〙 アナゴ科の海魚の総称。形はウナギに似る。多くの種が温帯から熱帯にすみ、わが国では北海道以南の日本各地で見られる。内湾から沖合いの砂泥地にすむ。日中は砂泥中にもぐり、夜間活動する。わが国で最も普通にみられるのはマアナゴで、体側に白点が一列に並ぶのでハカリメという。このほかオキアナゴクロアナゴギンアナゴゴテンアナゴなどがある。《季・夏》
御湯殿上日記‐天文九年(1540)八月一四日「あんせんし殿よりあな御やきまいる」

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