積聚説(読み)しゃくじゅうせつ

精選版 日本国語大辞典 「積聚説」の意味・読み・例文・類語

しゃくじゅう‐せつ【積聚説】

〘名〙 (Ārambha- vāda の訳語) 宇宙地性水性・火性・風性という四種の微小原子多数結合して成立するという宇宙論。はじめインドのジャイナ教により主張され、バイシェーシカ学派により組織化されて、のちにミーマーンサー学派にも取り入れられた。正統バラモンの転変説に対する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「積聚説」の意味・読み・例文・類語

しゃくじゅう‐せつ【×聚説】

インド哲学の宇宙論の一。無数に存在する地性・水性・火性・風性の4種の原子が結合・集績して世界が成立するとする多元論的世界観。サーンキヤ学派などの転変説に対するもので、最初ジャイナ教で唱えられ、のち、バイシェーシカ学派によって組織された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「積聚説」の意味・わかりやすい解説

積聚説
しゃくじゅうせつ

集積説」のページをご覧ください。

積聚説
せきしゅせつ

集積説」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android