精選版 日本国語大辞典 「稲津祇空」の意味・読み・例文・類語
いなづ‐ぎくう【稲津祇空】
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(楠元六男)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
…江戸前期の俳人。姓は稲津,通称は五郎右衛門。初号は青流,晩年は敬雨,別号に竹尊者など。大坂の薬種商伊丹屋に生まれる。初め惟中門,後に才麿に従い,江戸に出て其角に就く。京にも住したが,晩年は箱根湯本に石霜庵を結び,その隠者然とした生活態度や平明な俳風は,俳壇の現状にあきたりない《五色墨(ごしきずみ)》や《四時観》の連中から慕われた。《住吉物語》(1695?)等の編著がある。〈秋風や鼠のこかす杖の音〉(《朽葉集》)。…
※「稲津祇空」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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