稲毛(読み)イナゲ

デジタル大辞泉 「稲毛」の意味・読み・例文・類語

いなげ【稲毛】

千葉市北西部の区名。東京湾岸を埋め立て、住宅地化が進む。

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精選版 日本国語大辞典 「稲毛」の意味・読み・例文・類語

いなげ【稲毛】

千葉市の行政区一つ。市の北西部を占める。東京湾に面し、かつては海水浴場潮干狩り行楽地。昭和三六年(一九六一)以降、埋め立てに伴い住宅地として発展千葉大学、県総合運動場などがある。平成四年(一九九二成立

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「稲毛」の意味・わかりやすい解説

稲毛
いなげ

千葉市北西部、稲毛区美浜区(みはまく)にまたがる地区。旧検見川町(けみがわまち)の大字(おおあざ)名であったが、1937年(昭和12)検見川町の千葉市編入後は同市の一地区となった。1992年(平成4)千葉市の政令指定都市移行に伴い、同市を構成する区名の一つに採用されたが、南部は美浜区に含まれることとなった。JR総武本線稲毛、京成電鉄千葉線京成稲毛、JR京葉線稲毛海岸各駅がある。東京湾岸の絶好の海水浴場、潮干狩場で、多くの海の家が建ち並んでいたが、第二次世界大戦後は総武本線、京成電鉄千葉線沿線の住宅地化が著しく、また東京湾岸の埋立てによって海岸線が2.5キロメートルも前進し、大規模な住宅団地が形成された。近年、千葉市は埋立地先に人工海浜「いなげの浜」をつくり、市民参加の松の植樹も行われた。近くに稲毛海浜公園もある。旧海岸線近くの浅間神社(せんげんじんじゃ)は安産・子育ての神で、神楽(かぐら)は県の無形民俗文化財。7月15日の例祭はにぎわう。

[山村順次]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「稲毛」の意味・わかりやすい解説

稲毛
いなげ

千葉県中西部,千葉市の東京湾奥沿い,美浜区稲毛区にまたがる地区。潮干狩りや海水浴場として知られる遠浅の海岸であったが,第2次世界大戦後埋立ての進展によって住宅地域に変貌した。中層の住宅団地や海浜公園が形成され,埋立て地の前面には,人工の砂浜海岸いなげの浜が造成された。

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