稠林(読み)チュウリン

デジタル大辞泉 「稠林」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐りん〔チウ‐〕【×稠林】

生い茂った林。煩悩ぼんのうがしきりに起こることのたとえ。
「―に花散りなば覚樹の木の実は熟するを期すべし」〈海道記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「稠林」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐りん チウ‥【稠林】

〘名〙 (生い茂った林の意から) 仏語煩悩のしきりにおこることのたとえ。
※本朝文粋(1060頃)一三・朱雀院平賊後被修法会願文〈大江朝綱〉「非智剣。何剪稠林」 〔摩訶止観‐一〇上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android