秘義(読み)ひぎ

精選版 日本国語大辞典 「秘義」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぎ【秘義】

〘名〙 奥深く秘めて容易に示すことのない教え。極秘の奥義
風姿花伝(1400‐02頃)三「秘義(ヒギ)に云。抑一切は陰陽の和する所の境を成就とはしるべし」

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デジタル大辞泉 「秘義」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぎ【秘義】

奥深く秘められた教え。極秘の奥義。

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普及版 字通 「秘義」の読み・字形・画数・意味

【秘義】ひぎ

奥儀。

字通「秘」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の秘義の言及

【サクラメント】より

…共観福音書では,種蒔きのたとえで語られた神の国について用いられ,キリストの弟子はこれを聞き入れることを許された者であることが強調されている(《マタイによる福音書》13:11,《マルコによる福音書》4:11,《ルカによる福音書》8:10)。その前後の個所から,神の国の秘義(ミュステリオン)は世の初めから隠されていたが,キリストのことばとわざによってキリスト者には啓示された事実であることが明らかにされている。パウロはこの秘義が,父のもとに隠されていた救いの計画であり,キリストによって啓示され,使徒によって宣教された神の国であり,キリストのうちにあって皆が一つになって実現される教会がこれを現していると見ている(《ローマ人への手紙》16:25~26,《コリント人への第1の手紙》2:7,《エペソ人への手紙》1:9~10,3:5~9,5:32,《コロサイ人への手紙》1:25~27など)。…

※「秘義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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