秋霧(読み)あきぎり

精選版 日本国語大辞典 「秋霧」の意味・読み・例文・類語

あき‐ぎり【秋霧】

〘名〙 に立つ霖雨(りんう)ころに起こる霧。《季・秋》→秋霧の
古今(905‐914)秋上・二一〇「春霞かすみていにしかりがねは今ぞなくなる秋ぎりのうへに〈よみ人しらず〉」

しゅう‐む シウ‥【秋霧】

〘名〙 秋の霧。
※新撰万葉(893‐913)上「山谷幽閉秋霧深、朝陽見幾千尋」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「秋霧」の意味・読み・例文・類語

あき‐ぎり【秋霧】

秋に立つ霧。
「春霞かすみてにしかりが音は今ぞ鳴くなる―の上に」〈古今・秋上〉

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