秋の蝉(読み)あきのせみ

精選版 日本国語大辞典 「秋の蝉」の意味・読み・例文・類語

あき【秋】 の 蝉(せみ)

① 秋にあらわれ、鳴いている蝉。秋蝉(しゅうせん)。残る蝉。《季・秋》
謡曲蟻通(1430頃)「花のうちのうぐひす、また秋の蝉の吟の声、いづれか和歌の数ならぬ」
② 割海老(わりえび)料理をいう女房詞
※雑俳・雨の落葉(1733)「割海老を・女中方へは秋の蝉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android