秀逸(読み)シュウイツ

デジタル大辞泉 「秀逸」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐いつ〔シウ‐〕【秀逸】

[名・形動]他のものよりぬきんでてすぐれていること。また、そのさま。「秀逸を極める」「秀逸な作品」
[類語]傑出出色屈指抜群心憎い素晴らしい素敵すてき見事みごと立派最高絶妙卓抜結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ優れる秀でる偉い優等優秀錚錚そうそう一廉ひとかど長ずるける粒揃い良い良好良質優良有数粒選り選抜簡抜抜粋精選厳選特選選り抜き一粒選り選り抜く白羽の矢が立つ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える水際立つめぼしい目立つ引き立つ顕著著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわおも立つとりわけ値千金掛け替えのない群を抜く卓出卓越卓絶逸出抜きん出る飛び抜けるずば抜ける頭抜ける並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡一日いちじつの長素人離れ玄人はだし超人的

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精選版 日本国語大辞典 「秀逸」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐いつ シウ‥【秀逸】

〘名〙 (形動) 他のものに比べてぬきんでてすぐれていること。また、そのさま。古くは、特に歌、句などの選考で最高の評価をいう。
明衡往来(11C中か)上本「早以此歌彼所。定有秀逸之褒歟」
毎月抄(1219)「先づ哥に秀逸の体と申し侍るべき姿は、〈略〉心なほく衣冠ただしき人を見る心ちするにて侍るべし」 〔晉書‐陸機伝〕

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普及版 字通 「秀逸」の読み・字形・画数・意味

【秀逸】しゆう(しう)いつ

特にすぐれる。〔晋書、陸機伝〕、天才秀、辭宏麗(くわうれい)なり。張嘗(かつ)て~曰く、人のを爲(つく)るに、常に才少なきを恨む。子(し)はに其の多きを患(うれ)ふと。

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