禅鞠・禅毱(読み)ぜんきく

精選版 日本国語大辞典 「禅鞠・禅毱」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐きく【禅鞠・禅毱】

〘名〙 坐禅の時に用いる、毛で作ったまり。坐禅の時、眠る者に投げつけて眠りをさますのに用いた。一説に、坐禅の時、みずから頭の上に載せて眠りを防ぐのに用いたとも。
平治(1220頃か)上「禅鞠と申し候。〈略〉たとへば、大師禅定のとき、ねぶりあれば、是を頂上におく」 〔釈氏要覧〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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