禁門(読み)きんもん

精選版 日本国語大辞典 「禁門」の意味・読み・例文・類語

きん‐もん【禁門】

〘名〙
宮城の門。皇居の門。転じて、皇居をいう。禁中禁裏
平家(13C前)一「禁門を出入すといへども」 〔漢書‐息夫躬〕
警戒をきびしくして、たやすく出入りを許さない門。
太平記(14C後)四「彼の獄の辺(ほとり)に行きたりけれ共、禁門(キンモン)警固隙無かりければ」

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デジタル大辞泉 「禁門」の意味・読み・例文・類語

きん‐もん【禁門】

禁裏の門。転じて、皇居。禁中。
警戒が厳重で容易に出入りのできない門。

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普及版 字通 「禁門」の読み・字形・画数・意味

【禁門】きんもん

御所の門。宮中。晋・潘岳西征の賦〕(軍)は山東妙、賈生(誼)は洛陽才子なるに曁(およ)ぶまで、綏(すいすい)を飛ばし、鳴玉(な)らし、以て禁門に出入する衆(おほ)し。

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