祠宇(読み)しう

精選版 日本国語大辞典 「祠宇」の意味・読み・例文・類語

し‐う【祠宇】

〘名〙
① 神をまつる殿舎。やしろ。ほこら神社
※江吏部集(1010‐11頃)中・海浜神祠「海浜祠宇枕烟波、松岸蘆洲古意多」 〔夏侯諶‐東方朔画賛〕
② 神道教派に属する一種宗教団体主神を奉斎し、教義宣布儀式執行目的とし、公衆参拝に供する施設を有していた。法人格をもつものと解されていたが、宗教団体法ではこれを整理し、教会と定めた。

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デジタル大辞泉 「祠宇」の意味・読み・例文・類語

し‐う【×祠宇】

やしろ。神社。
教派神道で、主神を奉斎し、教義の宣布、儀式の執行を目的とする施設。

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普及版 字通 「祠宇」の読み・字形・画数・意味

【祠宇】しう

やしろ。晋・夏侯湛〔東方朔画賛〕先生の縣邑を覩(み)、先生の高風を想ふ。路寢に徘徊して先生の像を見、郭に逍遙して先生の祠宇をる。然として懷ふり、乃ちを作る。

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