神酒口

デジタル大辞泉プラス 「神酒口」の解説

神酒口

竹や檜で作った飾り。正月神棚神酒徳利瓶子)に挿して供える。おもな生産地は奈良県吉野郡下市町、大淀町、長野県松本市など。奈良県指定伝統的工芸品。また「松本のミキノクチ製作習俗」として国の記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財選択無形民俗文化財)に指定されている。「神酒の口」「お神酒の口」とも。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「神酒口」の解説

神酒口[祭礼・和楽器]
みきのくち

近畿地方、奈良県の地域ブランド
吉野郡下市町・吉野郡大淀町で製作されている。吉野檜の背板の白い部分だけを用いてつくられる。もともとは神棚に置かれるものだが、最近では結婚式上棟式の席でも飾られる。下市の神酒口は檜でつくられる。奈良県伝統的工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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