神道本局(読み)しんとうほんきょく

世界大百科事典(旧版)内の神道本局の言及

【教派神道】より

…(2)江戸時代後期に発達した富士信仰と木曾御嶽信仰の講を再編成した実行教,扶桑教,御嶽(おんたけ)教。(3)おもに明治初年に組織された惟神(かんながら)の道に立つ禊(みそぎ)教,神理教,神習教,大成教,神道修成派,大社教,神道本局(のち神道大教),神宮教。 第1の習合神道系創唱宗教では,黒住教は天照大神,太陽神を主神とする独自の民衆的神道説をかかげているが,天理教の天理王命,金光教の天地金乃神の信仰は,神社信仰を中心とする狭義の神道とは大きく隔たっている。…

【神道大教】より

教派神道の一派。神道本局を1940年に改称したもの。1875年大教院解散後,神道関係者は神道事務局を創設したが,黒住教,神道修成派等が独立していくなかで,一派独立をなしえない旧教導職が84年に稲葉正邦(1834‐98)を管長に神道本局を組織,各地に分局,支局を設置,86年以後〈神道〉の名称で独立教派の扱いを受けた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」