神秘(読み)シンピ

デジタル大辞泉 「神秘」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぴ【神秘】

[名・形動]《古くは「じんぴ」とも》人間知恵では計り知れない不思議なこと。普通の認識理論を超えたこと。また、そのさま。「宇宙の神秘を探る」「神秘な美」
[派生]しんぴさ[名]
[類語]超自然ミステリー神妙不思議不可思議不可解不審奇妙面妖めんようみょうへんかい奇異奇怪幻怪怪奇怪異霊妙霊異玄妙あやかしミステリアス奇天烈摩訶不思議けったいおかしい奇っ怪奇奇怪怪怪しい伝奇謎めく異常異様不自然奇態風変わり特異異状異例非常別条変ちくりん変てこ変てこりん妙ちきりんおかしな珍奇新奇珍妙奇抜奇警奇想天外突飛ファンシー突拍子もない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神秘」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぴ【神秘】

〘名〙 (古くは「じんぴ」とも)
① (━する) 神業(かみわざ)として秘めておくこと。
※本福寺跡書(1560頃)「この家根本の神職の家たれば、神秘(シンヒ)に巨細可有」
日葡辞書(1603‐04)「Iinpiuo(ジンピヲ) アラワス〈訳〉カミが秘密を明らかにする。あるいは、他の者が神にかわって秘密を明らかにする」 〔史記索隠‐蘇秦伝〕
② (形動) 人の知恵でははかり知れない、霊妙不思議な秘密。ふつうの理論や認識を超えた事柄。また、そのさま。
源平盛衰記(14C前)一九「此の法師は神秘(ジンヒ)ある者也」
※桐の花(1913)〈北原白秋白猫「何たる神秘、落ちついた真青な輝き…」 〔梁武帝‐遊仙詩

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