神田駿河台(読み)かんだするがだい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「神田駿河台」の意味・わかりやすい解説

神田駿河台
かんだするがだい

東京都千代田区北部にある JR御茶ノ水駅南方一帯の地区標高約 17mの台地で,徳川家康入府以前は神田山または神田台といった。地名駿府武士を住まわせたことに由来。江戸時代は旗本屋敷が多く,見晴らしがよいため定火消屋敷が設置された。江戸時代初期にこの台地を切りくずし,現在の日本橋から新橋一帯を埋立てて市街地造成。明治以後,武家屋敷跡に学校,病院,書店が集中。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android