神湊村(読み)こうのみなとむら

日本歴史地名大系 「神湊村」の解説

神湊村
こうのみなとむら

[現在地名]宗像市神湊

田島たしま(現釣川)河口左岸から草崎くさざき半島を含めた地域を占め、玄界灘に北面する。同半島から北西、海上約三町の沖合にあるかつ(東西四町・南北七町、周囲一六町余)を含む。南は勝浦かつうら(現津屋崎町)、東・西・南側に小山があり、海に面した北側に平坦地が広がる。中世は湊(湊浦)近世は神湊浦ともよばれた(別本「続風土記附録」)。小早川時代の指出前之帳では神湊村の田二町七反余(分米二三石余)・畠五町一反余(分大豆二四石余)。文禄三郡内知行方目録には宗像郡「かうのミなと村」が載る。慶長九年(一六〇四)の検地高一九四石余(慶長石高帳)。元禄五年(一六九二)には高二〇八石余、人数六二〇(田圃志)。石高書上帳案による郡帳高も二〇八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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