神化（読み）しんか

精選版 日本国語大辞典

しん‐か ‥クヮ【神化】

〘名〙 (「じんか」とも)

① 神秘的ですぐれた感化。

※十訓抄（1252）二「神化潜通、無為而治、徳之上也」 〔史記‐滑稽伝・序〕

② 神のようにりっぱな感化。また、神による感化。

※懐風藻（751）仲秋釈奠〈藤原万里〉「天縦神化遠、万代仰_二芳猷_一」

③ 神の資格を備えること。神となること。

※風土（1935）〈和辻哲郎〉二「あらゆる自然の力はその神秘性の故に神化される」 〔班固‐典引〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しん‐か〔‐クワ〕【神化】

［名］(スル)
１ 神のするような偉大な徳化。
２ 神のしわざのような、不思議な変化。「神化の霊妙」
３ 自然物や特定の人間が神聖視され、神あるいは神的なものとして崇拝されること。神格化。

出典　小学館

普及版 字通

【神化】しんか

化育。

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出典　平凡社「普及版 字通」