神の御子(読み)かみのみこ

精選版 日本国語大辞典 「神の御子」の意味・読み・例文・類語

かみ【神】 の 御子(みこ)

① 神がお生ませになった子。神様の子。
古事記(712)中「此間(ここ)媛女(をとめ)有り、是を神御子(かみのみこ)と謂ふ」
② (天皇を神として) 天皇の御子。皇子様。一説に、薨去(こうきょ)して、神となった皇子。
万葉(8C後)二・二三〇「天皇(すめろき)の 神之御子(かみのみこ)の いでましの 手火(たび)の光そ ここだ照りたる」
キリスト教で、イエスキリストのこと。神の子。

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デジタル大辞泉 「神の御子」の意味・読み・例文・類語

かみ‐の‐みこ【神の御子】

キリスト教で、イエス=キリストのこと。
神である天皇の子。皇子。
天皇すめろきの―の出でましの」〈・二三〇〉

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