祝詞考(読み)のりとごとのかんがえ

精選版 日本国語大辞典 「祝詞考」の意味・読み・例文・類語

のりとごとのかんがえ ‥のかんがへ【祝詞考】

延喜式所収祝詞の註釈・研究書。三巻。賀茂真淵著。明和五年(一七六八)成立。寛政一二年(一八〇〇)刊。祝詞の学問的研究の最初で、古学見地に立って古代文章の美しさをたたえる。のちの国学派の古学研究の基礎となったが、独断もあり、祝詞の成立論や語句解釈について、本居宣長から批判を受けている。通称のりとこう。

のりとこう のりとカウ【祝詞考】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「祝詞考」の意味・読み・例文・類語

のりとこう〔のりとカウ〕【祝詞考】

祝詞の注釈書。3巻。賀茂真淵かものまぶち著。明和5年(1768)成立。寛政12年(1800)刊。「延喜式」所収の祝詞の学問的研究として最初のもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android