祝儀提灯（読み）しゅうぎぢょうちん

精選版 日本国語大辞典

しゅうぎ‐ぢょうちん シウギヂャウチン【祝儀提灯】

〘名〙

① 箱提灯の一種。たたむと上下が蓋物になり、下の部分にろうそくを出し入れできる開閉自在の穴をあけたもの。

② 江戸時代の劇場で、顔見世興行の看板が出そろうまで、景気を添えるため木戸の右手上に掲げた長提灯。役者の定紋と名前を赤く書いた。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しゅうぎ‐ぢょうちん〔シウギヂヤウチン〕【祝儀^▽提^▽灯】

１ 箱提灯の一種。畳めば全部ふたの中に収まるように作られ、下ぶたにろうそくの出し入れができる開閉自在の穴がある。
２ 江戸時代の劇場で、顔見世興行の前に看板の出そろうまで、木戸の右手の上窓に景気づけるためにつるした長提灯。赤字で役者の定紋と名前を書いたもの。

出典　小学館