祝く(読み)ホク

デジタル大辞泉 「祝く」の意味・読み・例文・類語

ほ・く【祝く/寿く】

[動カ四]後世は「ほぐ」》
よい結果が得られるよう祝いの言葉を唱えて神に祈る。ことほぐ。
「あしひきの山の木末こぬれ寄生ほよ取りて挿頭かざしつらくは千年―・くとぞ」〈・四一三六〉
相手をのろって神に祈る。
「矢を取りて―・きてのたまはく」〈神代紀・下〉

ほさ・く【祝く/呪く】

[動カ四]
(祝く)祝いごとを述べる。ことほぐ。
「則ちて神―・き―・きき」〈神代紀・上〉
(呪く)祈って他人の不幸を願う。のろう。
「火の中に投げ入れむとして―・きて曰く」〈北野本欽明紀〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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