(読み)そ

精選版 日本国語大辞典 「祚」の意味・読み・例文・類語

そ【祚】

〘名〙
天子の位。ひいて、天子、王朝統治
保元(1220頃か)上「仁明嵯峨第二王子淳和天皇御子達を閣(さしおい)て、祚をふみ給ひき」 〔鍾会‐檄蜀文〕
② とし。年。年祚。
太平記(14C後)二八「項王遂に亡びて、漢七百の祚(ソ)を保ちし事は、陳平張良が謀にて、偽って和睦せし故也」 〔曹植‐元会詩〕

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デジタル大辞泉 「祚」の意味・読み・例文・類語

そ【祚】[漢字項目]

[音]ソ(漢)
天からくだされる幸福。「福祚
天子の位。「皇祚聖祚践祚重祚ちょうそ帝祚

そ【×祚】

天子の位。
「皇子御誕生あって、―をつがしめん事も」〈平家・三〉

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