祖名継承法(読み)そめいけいしょうほう

世界大百科事典(旧版)内の祖名継承法の言及

【家筋】より

…この点において日本の家族はその構造類型に対応するさまざまな家筋のあり方を示している。 家筋の多様性を複檀家制(半檀家制),位牌祭祀,祖名継承法を例として示してみよう。複檀家制とは一つの家族が複数の檀那寺をもつ制度であり,現在では主として千葉県,神奈川県,茨城県など東日本の村落に多くみられる。…

【襲名】より

…したがって襲名の対象となる個人名は原則的に各世代の代表者1人に単系的に継承される。先祖の個人名を子孫が継承する祖名継承法は日本においても活発に行われているが,日本の祖名継承法には単系型と双系型の二つの型があり,襲名は単系型の祖名継承法の一形態である。双系型の祖名継承法が父方と母方の両方の先祖の個人名を継承する形態であるのに対して,単系型は父方の先祖のみから個人名を継承する形態である。…

※「祖名継承法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」