社会人基礎力(読み)シャカイジンキソリョク

デジタル大辞泉 「社会人基礎力」の意味・読み・例文・類語

しゃかいじん‐きそりょく〔シヤクワイジン‐〕【社会人基礎力】

企業や組織の中で、多様な人々とともに仕事を行っていく上で必要となる基礎的な能力経済産業省が提唱する産学連携による社会人基礎力育成プロジェクトの中心的な概念。「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の三つの能力によって評価される。企業の新卒者採用や人材教育のほか、大学教育にも取り入れられている。
[補説]「前に踏み出す力」は主体性・働きかけ力・実行力、「考え抜く力」は課題発見力・計画力・創造力、「チームで働く力」は発信力・傾聴力・柔軟性・情況把握力・規律性・ストレスコントロール力といった要素細分化される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

人事労務用語辞典 「社会人基礎力」の解説

社会人基礎力

さまざまな人々と一緒に仕事をする上で必要とされる、社会人としての基礎的な能力のこと。経済産業省は2006年2月、「社会人基礎力に関する研究会」で、『前に踏み出す力(アクション)』『考え抜く力(シンキング)』『チームで働く力(チームワーク)』の主要3能力・12の構成要素を定義、発表しました。
(2008/3/17掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

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