示す(読み)シメス

デジタル大辞泉 「示す」の意味・読み・例文・類語

しめ・す【示す】

[動サ五(四)]
相手によくわかるように、出して見せたり、自分で何かをして見せたりする。「定期券を―・す」「身をもって―・す」
指などでさして教える。「地図を出して―・す」
計器時計などが、ある目盛りを指す。「寒暖計が三〇度を―・す」
考え・気持ち・反応などが相手に伝わるように、何かの方法で表して見せる。「誠意を―・す」「態度で―・す」「格段の進歩を―・す」
ある現象が、物事の状態・傾向を表す。「気圧配置が今年の暖冬を―・している」
さとし戒める。
「宿の男などとの事は末の名の立つをひそかに―・し」〈浮・一代男・六〉
[可能]しめせる
[類語](1見せる呈示する提示する開示する明示する表示する掲げる掲揚するかざす/(2指す指し示す指示する指差す名指す名指し指摘指定指名/(3表す見せる/(4見せる表す/(5呈する教える知らせる教示する示教する指教する助言する入れ知恵する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android