碓日坂(読み)うすひのさか

世界大百科事典(旧版)内の碓日坂の言及

【碓氷峠】より

…峠の東麓の坂本(松井田町)は標高約500mで,峠までの直線距離約6kmの間は450mを登る難所だが,峠の西側は平たんな高原となっている。 古く《日本書紀》に,日本武尊が東国から信濃に入る時〈碓日坂(うすひのさか)〉にいたり,〈碓日嶺〉に登って弟橘媛をしのび,〈吾嬬(あづま)はや〉といったという伝説が載る。《万葉集》巻十四に〈日の暮に碓氷の山を越ゆる日はせなのが袖もさやにふらしつ〉があり,巻二十にも坂を越える歌がある。…

※「碓日坂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」