硬質(読み)こうしつ

精選版 日本国語大辞典 「硬質」の意味・読み・例文・類語

こう‐しつ カウ‥【硬質】

〘名〙 (形動)
① かたい性質。物の質がかたいこと。また、そのさまやそのような物。⇔軟質
※動物小学(1881)〈松本駒次郎訳〉下「是より胃の狭部を経て硬質なる真胃に輸り」
物事が強固で崩しがたいこと。冷徹で厳しいさま。⇔軟質
河上肇自叙伝』(1954)〈桑原武夫〉「河上ほどの硬質の自我と強烈な自己主張は、日本にはめずらしく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「硬質」の意味・読み・例文・類語

こう‐しつ〔カウ‐〕【硬質】

質がかたいこと。また、かたい性質。「硬質ゴム」「硬質文体」⇔軟質
[類語]かたい生硬強い硬直堅硬かちかちがちがちかちんかちんこちこちハードかたさ硬化剛性ごつい厳つい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android