破鏡再び照らさず(読み)はきょうふたたびてらさず

精選版 日本国語大辞典 「破鏡再び照らさず」の意味・読み・例文・類語

はきょう【破鏡】 再(ふたた)び照(て)らさず

夫婦離縁など、一度こわれてしまった関係は再びもとのようにかえすことができないというたとえ。覆水盆にかえらず。
謡曲八島(1430頃)「落花枝に帰らず、破鏡ふたたび照らさず」 〔景徳伝燈録

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デジタル大辞泉 「破鏡再び照らさず」の意味・読み・例文・類語

破鏡はきょうふたたらさず

《「伝灯録」から》夫婦の離別など、いったんこわれた関係はもとにはもどらないというたとえ。覆水盆に返らず。

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