破鍋に綴じ蓋(読み)われなべにとじぶた

精選版 日本国語大辞典 「破鍋に綴じ蓋」の意味・読み・例文・類語

われなべ【破鍋】 に=綴(と)じ蓋(ぶた)[=めげ御器(ごき)・=欠(か)け蓋(ぶた)

破鍋にもそれにふさわしいとじ蓋がある。どんな人にも相応した配偶者がある、また、何事にも似かよった者どうしがふさわしいというたとえ。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
※狂歌・堀河百首題狂歌集(1671)恋「つらかりしそなたのしりもわれなべにわがかけふたにあふぞ嬉しき」

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