破廉恥(読み)ハレンチ

デジタル大辞泉 「破廉恥」の意味・読み・例文・類語

は‐れんち【破廉恥】

[名・形動]恥を恥とも思わず平気でいること。また、そのさま。恥知らず。「破廉恥な人」「破廉恥な振る舞い」
[類語]野放図勝手わがまま横着身勝手得手勝手手前勝手自己本位好き放題好き勝手気随気ままほしいまま恣意的しいてき利己的エゴイスチック好き自分勝手気任せ奔放自由尊大横柄傲然高慢傲慢驕慢倨傲大風おおふう高姿勢高飛車高圧的居丈高権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権不遜態度が大きい我が物顔空威張り野太い図太い太い豪胆厚かましい図図しいふてぶてしいおこがましいえげつないいけ図図しい猛猛しい虫がいい厚顔厚顔無恥鉄面皮面の皮が厚い心臓が強い心臓に毛が生えている恥知らず傍若無人人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中人も無げ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「破廉恥」の意味・読み・例文・類語

は‐れんち【破廉恥】

〘名〙 (形動) (廉恥の心を破る意) 恥を恥とも思わないこと。恥ずかしいことを平気ですること。人倫道徳などに反する行為をすること。また、そのさま。恥しらず。
太政官達第一二〇号‐明治七年(1874)九月一〇日「独逸国領事勤方ファバー氏に邂逅し忽抜刀追逐して兇殺せし段甚以不届之儀に付破廉恥甚を以て〈略〉斬罪申付候事」

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