普及版 字通 「砲(漢字)」の読み・字形・画数・意味
砲
常用漢字 10画
(旧字)
10画
(異体字)
21画
[字訓] おおづつ
[字形] 形声
声符は(包)(ほう)。字はまたに作り、駮(はく)声。は機石、のち大砲の意に用いる。〔後漢書、袁紹伝上〕に、曹操が霹靂(へきれき)車を以て石を飛ばし、袁紹の高櫓を破壊した話がみえる。火砲は南宋・金・元の際に作られ、はじめ霹靂砲といった。霹靂は雷の炸裂する音の形容語。砲も、もと擬声語である。
[訓義]
1. いしはじき。
2. おおづつ、大砲。
3. おと、炸裂する音。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 イシ
[熟語]
砲煙▶・砲架▶・砲火▶・砲竿▶・砲丸▶・砲座▶・砲車▶・砲手▶・砲身▶・砲声▶・砲石▶・砲戦▶・砲台▶・砲門▶・砲塁▶
[下接語]
遠砲・火砲・臼砲・巨砲・空砲・号砲・車砲・重砲・銃砲・大砲・鉄砲・発砲・野砲・礼砲
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報