砂金包(読み)さきんづつみ

精選版 日本国語大辞典 「砂金包」の意味・読み・例文・類語

さきん‐づつみ【砂金包】

〘名〙 砂金を一定量包封したもの。紙または布帛で一〇両にあたる砂金四四匁が包まれるのが通例であった。なお、大判小判など定量金貨の発生後は儀礼的なものとして長く残り、包みの内容は砂金でなく小判一〇枚、すなわち金一〇両が包まれることになっていた。しゃきんづつみ。

しゃきん‐づつみ【砂金包】

※歌舞伎・勧進帳(1840)「砂金包二個を両手に取る」

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デジタル大辞泉 「砂金包」の意味・読み・例文・類語

さきん‐づつみ【砂金包】

一定量の砂金を、紙または布で包んだもの。ふつう、金10両(銭20貫)にあたる砂金44もんめを包んだ。

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