砂州・砂洲(読み)さす

精選版 日本国語大辞典 「砂州・砂洲」の意味・読み・例文・類語

さ‐す【砂州・砂洲】

〘名〙 海岸湖岸のやや沖合に、砂や小石が岸と平行に細長く堆積(たいせき)して水面上に現われた地形砂嘴(さし)が成長して対岸や島につながり、潟(かた)を抱きこむようになったもの。京都府宮津湾の天橋立(あまのはしだて)はその一例。さしゅう。〔五国対照兵語字書(1881)〕

さ‐しゅう ‥シウ【砂州・砂洲】

〘名〙 =さす(砂州)
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉湘南雑筆「浜の方を望めば、砂洲(サシウ)茫々として白し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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