石盤・石板(読み)せきばん

精選版 日本国語大辞典 「石盤・石板」の意味・読み・例文・類語

せき‐ばん【石盤・石板】

〘名〙
① 平たい石の板。また、石の皿。
※コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)四「ヲンミノ チュウシン ベッシテ シタシク ヲボシメサレタル Moyses ワ ヲンサヅケノ xeqibanuo(セキバンヲ) ヲサメ ヲク タメニ」 〔鄭損‐泛香亭詩〕
碁盤
言継卿記‐天文二一年(1552)三月三日「碁可打之由被申之間、予石盤取寄二盤打之、持也」
石盤石の薄い板にわくをつけ、石筆で文字・絵などを書く学用品。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六「課業の書或は石盤に、画図をのみ写して、その正課を怠りけり」
④ 屋根を葺(ふ)くのに用いる石盤石の薄板。スレート。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

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