石川氏一千年史(読み)いしかわしいつせんねんし

日本歴史地名大系 「石川氏一千年史」の解説

石川氏一千年史
いしかわしいつせんねんし

一冊(上巻・下巻・続巻) 石川氏史料編纂会編 大正七年刊・昭和四六年復刻

解説 天正一八年豊臣秀吉によって領地を没収され、伊達氏を頼って角田城に移った石川氏とその一族歴史。上巻・下巻終巻をまとめて一冊で刊行された。清和源氏名門であり、後三年の役後東北の鎮めとして奥州仙道の地を与えられ、石川昭光の時まで石川町本拠として活躍した。のち伊達氏領に移り、慶長三年一〇月角田に移った。

石川氏一千年史
いしかわしいつせんねんし

一冊 石川氏史料編纂会編 大正七年刊

解説 石川氏は後三年の役後に奥州の地に入ったとされ、のち伊達氏家臣となり志田郡松山から角田に移り、伊達家の一門格に列せられた。その歴史を各種の資料を用いて記述したもので、明治維新西南戦争に及ぶ。上・下・続編に分れ、続編は石川氏の諸役職や奥向年中行事、家中知行割を記す。昭和四六年補遺を加えて復刻、同六〇年「角田市史」は修訂版を収載し、詳細な注を施す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報