石川戯庵(読み)いしかわぎあん

世界大百科事典(旧版)内の石川戯庵の言及

【告白録】より

…素姓にも地位にも恵まれぬ一介の個人が,あるがままの〈私〉を語り,それが読者を感動させうるという事実をルソーは《告白録》によって証明し,ロマン主義以後の近代文学に計り知れぬ影響を及ぼした。日本への紹介は森鷗外のドイツ語訳からの抄訳《懺悔記》(1891)が最初で,1912年,石川戯庵による原典からの完訳が出て以降,ひろく読まれるようになり,島崎藤村らに強い影響を与えた。【鷲見 洋一】。…

※「石川戯庵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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