精選版 日本国語大辞典 「石山詣」の意味・読み・例文・類語
いしやま‐もうで ‥まうで【石山詣】
〘名〙 滋賀県大津市の石山寺にまいること。特に陰暦一〇月甲子の日に参詣すること。
※落窪(10C後)二「かの石山まうでのをり、ひとりえり捨て給ひしも思ひ出でられて、心うし」
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…そののち平安時代,醍醐寺を開創した聖宝(しようぼう)が初代の座主(ざす)になって,当寺はこれまでの東大寺末の華厳宗の寺から,真言密教の寺院となった。このころすでに当寺の本尊如意輪観音の霊験は,清水・長谷とともに天下に広まり,平安貴族や庶民の遊楽や参籠が続き,〈石山詣〉という言葉も生まれた。参籠者のなかには,紫式部や和泉式部,また赤染衛門など当代一流の女流作家の名も見える。…
※「石山詣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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