石取(読み)いしなどり

精選版 日本国語大辞典 「石取」の意味・読み・例文・類語

いしな‐どり【石取】

〘名〙 =いしなご(石子)
拾遺(1005‐07頃か)雑賀・一一六三・詞書東宮いしなどりの石召しければ、三十一を包みて、一つにひと文字を書きて参らせける」

いし‐どり【石取】

〘名〙 =いしなご(石子)
浮世草子・風流曲三味線(1706)二「むかしは十五六までも門に出て、あないち、はぢき、石どりして、男童まじりに遊び暮し」

こく‐どり【石取】

〘名〙 武士の格。士分家柄俸祿知行または現米で支給される身分であったことによる。
歌舞伎身光於竹功(1864)「根が石取(コクド)りの懐子

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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