石はじき(読み)いしはじき

世界大百科事典(旧版)内の石はじきの言及

【お弾き】より

…全国各地から収集された別称は250余に及ぶが,これは遊具である〈はじき〉そのものの変化と,それにともなって遊び方が多様化されたことによる。《倭名類聚抄》に〈弾碁〉,《箋注倭名類聚抄》に〈弾棊……以之波自岐蓋是〉とあり,遊び方としては,《宇津保物語》に〈石はじきシ給フ〉,《徒然草》に〈石をたててはじくに〉とあるように,平安・鎌倉期には〈石はじき〉と呼んでいた。ここにいう石はじき遊びは,上流階級の人々によって行われた弾棊(だんぎ∥だき)盤を使っての盤上遊戯で,遊具,遊び方を多少異にするが,石をはじき当てることに変りはなく,おはじき遊びの一種である。…

※「石はじき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android