短句(読み)タンク

デジタル大辞泉 「短句」の意味・読み・例文・類語

たん‐く【短句】

みじかい句。字数の少ない句。⇔長句
連歌連句で、短歌しもの句にあたる七・七の句。下の句。⇔長句

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「短句」の意味・読み・例文・類語

たん‐く【短句】

〘名〙
① みじかい句。字数の少ない文句。〔文明本節用集(室町中)〕
※文部省達第一四号‐明治一四年(1881)五月四日「初等科の読方は伊呂波五十音濁音次清音仮名単語、短句等より始めて」 〔鍾嶸詩品‐巻下〕
② 連歌・連句で、五・七・五、一七音の長句(上の句)に対して、七・七、一四音の句(下の句)をいう。
俳諧去来抄(1702‐04)故実「花の句はたがひに大切と譲り相侍るゆへ、十五六句にて出ず。十八句は短句也」

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