矢口の渡(読み)ヤグチノワタシ

デジタル大辞泉 「矢口の渡」の意味・読み・例文・類語

やぐち‐の‐わたし【矢口の渡】

多摩川にあった渡し場。東京都大田区矢口(異説に東京都稲城市矢野口)にあったという。正平13=延文3年(1358)新田義興が謀殺されたと伝える地。
浄瑠璃神霊しんれい矢口渡」の通称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「矢口の渡」の意味・読み・例文・類語

やぐち【矢口】 の 渡(わたし)

[一] 東京都大田区矢口にあった多摩川の渡し場。延文三年(一三五八)新田義興主従が足利氏の武将竹沢右京亮の詭計にかかって横死した地として知られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android