眼鏡越(読み)めがねごし

精選版 日本国語大辞典 「眼鏡越」の意味・読み・例文・類語

めがね‐ごし【眼鏡越】

〘名〙
眼鏡をかけたままで、眼鏡の上から見ること。上目(うわめ)づかいに、眼鏡の上から見ること。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「愕然として眼銀越しにお勢を凝視めた」
② 眼鏡のレンズを通して物を見ること。
※雁(1911‐13)〈森鴎外〉二〇「どうしても目金越(メガネゴ)しでは隔てがあるやうで気が済まぬのである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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