眼力(読み)がんりき

精選版 日本国語大辞典 「眼力」の意味・読み・例文・類語

がん‐りき【眼力】

〘名〙
① 目で物を見る力。視力。がんりょく。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)一「そらをみれば青々とみるは、天の色ではない、遠く見れば青く見るまでぞ。眼力が尽る処で青く見るぞ」
※授業編(1783)七「余近年は老て眼力(ガンリキ)うすく細字小冊の韻書は見がたき故」 〔劉禹錫‐閑坐憶楽天以詩問酒熟未詩〕
物事真偽善悪などを見分ける能力。がんりょく。
※浄瑠璃・平家女護島(1719)三「義有武士と見定し我が眼力(ガンリキ)

がん‐りょく【眼力】

※運歩色葉(1548)「眼力 ガンリョク ガンリキ」

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デジタル大辞泉 「眼力」の意味・読み・例文・類語

がん‐りき【眼力】

目で物を見る力。視力。がんりょく。
物事の善悪・真偽・成否などを見抜く能力。がんりょく。
[類語]眼識目利き洞察先見明察識見見識炯眼けいがん活眼慧眼眼光心眼達眼審美眼目が高い目が利く目が肥える鑑識眼

がん‐りょく【眼力】

がんりき(眼力)」に同じ。

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普及版 字通 「眼力」の読み・字形・画数・意味

【眼力】がんりよく

見る力。唐・姚合〔武功県中の作、三十首、三〕詩 書、眼力を銷(け)し 酒、心す 早く歸休の計を作(な)し 深居、此の身をはん

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