真野庄(読み)まののしよう

日本歴史地名大系 「真野庄」の解説

真野庄
まののしよう

琵琶湖岸の現真野地区にあったとされる延暦寺門跡領。当地は佐々木氏一族の行範流真野氏の本所とされる(正応本佐々木系図)。建暦三年(一二一三)の慈鎮所領譲状案(華頂要略)無動むどう寺領として「真野新免」がみえ、文永八年(一二七一)には真野庄は延暦寺の講堂の修理料所となっている(「天台座主記」同年七月二六日条)。元応元年(一三一九)の「日吉社領注進記」に真野苧曾神田一町とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android