真空紫外領域(読み)しんくうしがいりょういき

世界大百科事典(旧版)内の真空紫外領域の言及

【紫外線】より

…回折格子分光器の使用できる限界は2nm程度である。波長が185nmより短くなると窒素の強い吸収が現れ,このためこれより短い紫外線の実験は真空容器の中で行わなければならず,真空紫外領域とも呼ばれる。なお,地上に達する紫外線は近紫外の領域に限られるが,これは高層の空気中の酸素分子O2が波長240nm以下の紫外線を,またオゾンO3が1100nm以下の紫外線を吸収するためである。…

※「真空紫外領域」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」