真砥野媛(読み)まとのひめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真砥野媛」の解説

真砥野媛 まとのひめ

記・紀にみえる垂仁(すいにん)天皇の妃。
日本書紀」によると狭穂(さほ)姫の遺言により妃とした丹波道主命(たんばのみちぬしのみこと)の娘5人のうちの第3女という。「古事記」には円野比売命とあり,みにくいので国元にかえされたのをはじて,途中の山代(京都府)相楽(さがらか)で自殺をはかり,乙訓(おとくに)にいたったとき深淵におちて死んだという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android